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- 市原 寛之
- 中部大学
書誌事項
- タイトル別名
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- AN ALLOCATION PROBLEM OF APPOINTMENT NUMBER TO THE SERVICE FRAMES USING THE EXPECTATION OF OUTPATIENT'S WAITING TIME
抄録
<p>外来患者の診察待ち時間の長期化は,昨今のコロナ禍における院内感染などの副次的な被害を含めると,より深刻な問題となりつつある.本稿では,予約し来院する患者と予約せず来院する患者が混在する,一般的な診療予約制を導入する病院において,各予約枠における予約可能である人数を,各患者の診察待ち時間をなるべく公平に短くするように設定する最適化手法を提案する.具体的には,午前や午後の診察時間帯に割り当てられる予約可能人数の総数を,各患者の期待待ち時間の加重和平均を最小化するように,各予約枠へ配分する最適化問題を解くことにより,各予約枠の予約可能人数を得る.ただし,この最適化問題の目的関数は,空き時間を考慮しないモデル[7]から求まる,各患者の期待待ち時間で定める.そのため,空き時間を考慮しないモデルから算出される待ち時間と,考慮するモデルから算出される待ち時間の比較を行い,空き時間を考慮しないモデルから算出される待ち時間の近似誤差を示す.この比較結果を基に,前述した最適化問題を定式化し,実際の病院のデータを用いて解いた数値例を示す.さらに,この数値例により得られた配分を基に,各予約枠の予約可能人数を設定した時の,各患者の待ち時間と,各患者の待ち時間の実データを比較し,最適化モデルの有効性について述べる.</p>
収録刊行物
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- 日本オペレーションズ・リサーチ学会和文論文誌
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日本オペレーションズ・リサーチ学会和文論文誌 65 (0), 22-48, 2022
公益社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854882594289664
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- ISSN
- 21888280
- 13498940
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可