2成分磁化を扱うシミュレーションによる希土類フェリ磁性体角運動量補償点におけるスピン移行トルク発振

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Spin transfer torque oscillation at angular momentum compensation point of ferrimagnet by simulation using two magnetic components

抄録

<p>Spin transfer torque(STT)による強磁性体中の磁化発振は既に実用化されているが、高周波化が実現すれば用途が一段と拡大する事が見込まれている。これらを満たす磁性体として、フェリ磁性体が着目されてきた。本研究ではフェリ磁性体GdX(FeCo)100-Xをモデル物質として用い、反平行な2成分の磁化をもつフェリ磁性体を計算するために修正したマイクロマグネティクスシミュレーションにより、STTを用いた磁化発振を調べた。その結果、角運動量補償点付近において通常の強磁性体より2桁高い周波数500GHz程度の発振を確認した。さらにSTTが符号反転するという特異な現象を発見した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390854882595346944
  • DOI
    10.11527/jceeek.2021.0_138
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ