ルーシの石貨(紡輪)について

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  • On Russian Stone Money (Spindle Whorls)
  • ルーシ ノ セッカ(ボウリン)ニ ツイテ

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抄録

モンゴル帝国支配以前のルーシ(現在のウクライナ中西部、ベラルーシ、ロシア中央部および北西部)では、ウクライナ北部オヴルチ産の凝灰質粘板岩製紡輪が石貨として流通していた。13 世紀後半になると石貨はなくなった。モンゴル支配下のルーシでは銀と貝貨が使用されており、貝貨が安定的に供給されるようになり、石貨は流通しなくなったと考えられる。良貨である貝貨が悪貨である石貨を駆逐したという、グレシャムの法則の逆の現象が起きたのであろう。

source:https://www.hakodate-u.ac.jp/

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