テンサイシストセンチュウの数種緑肥作物への寄生程度と緑肥作物栽培による密度への影響

書誌事項

タイトル別名
  • Host status of several green manure crops to <i>Heterodera schachtii</i> and green manure crop cultivation effect on nematode density

抄録

<p>テンサイシストセンチュウ(Hs)に対する捕獲作物として実績がある植物は、海外では緑肥用ダイコンやシロガラシが知られている。本試験では、国内ですでに販売されており、生産者が容易に入手可能な緑肥用ダイコン3品種とシロガラシ、カラシナ等の緑肥作物を供試し、Hsの捕獲作物として活用できる緑肥作物が、それらの中にあるかを検討した。その結果、供試した植物のうちカラシナやシロカラシではHsの次世代が確認できたが、緑肥用ダイコン「コブ減り大根」では次世代の卵が確認されず、土壌中の線虫密度を約7割低下させた。本試験の結果から、「コブ減り大根」は、Hsの捕獲作物として有効である可能性が認められた。</p>

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参考文献 (6)*注記

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