Scaling Questions and Beyond : Moving from Number Talk in Psychological Assessment to Facilitating Treatment Through Designs Employing Points and Lines
Bibliographic Information
- Other Title
-
- スケーリング・クエスチョンとその深化 : 「数」による査定から「点」と「線」のデザインへ
- スケーリング ・ クエスチョン ト ソノ シンカ : 「 カズ 」 ニ ヨル サテイ カラ 「 テン 」 ト 「 セン 」 ノ デザイン エ
Search this article
Description
本研究は,ソリューション・フォーカスト・アプローチの一技法であるスケーリング・クエスチョンの治療機序を解明すべく,既出の仮想事例を再考察したものである。先行研究では「数による査定」「言語による行動拘束」という治療機序が指摘されているが,本研究ではスケーリングの「スケール」の側面および「スケール」から数値を捨象した「点」「線」という構成要素との関係から検討する。方法はスケーリング・クエスチョンが用いられている二事例の面接過程の一部を抽出し,心理臨床および点と線のデザインの観点から考察を加える。点と線に関する考察は抽象絵画の提唱者であるヴァシリー・カンディンスキーの絵画理論に依拠している。事例の考察では,スケーリング・クエスチョンは,例外の探索というプロセスに先んじて,点と線との関係をめぐる対話からクライエントの「再定位」がもたらされることが示唆された。この「再定位」の感覚はソリューション・フォーカスト・アプローチの一技法に留まらず,心理臨床全般における普遍的な要素であることが示された。
Journal
-
- 東北福祉大学研究紀要
-
東北福祉大学研究紀要 46 35-46, 2022-03-18
東北福祉大学
- Tweet
Keywords
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390854882617665408
-
- NII Book ID
- AN10437669
-
- NDL BIB ID
- 032124378
-
- ISSN
- 13405012
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- IRDB
- NDL Search
-
- Abstract License Flag
- Allowed