ホブ切りの新しい工具摩耗試験方法

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タイトル別名
  • New method of tool wear testing on gear hobbing

抄録

<p>ホブ切りは歯車製造において最も利用頻度の高い加工方法であり,切削機構や工具摩耗に関する研究がこれまでなされてきた.しかし,工具形状および切削機構が複雑であるため,工具摩耗試験方法は舞いツ-ルを用いた一軸方向による試験方法が一般的である.本研究では,ホブと同様の切れ刃形状をもつ舞いツ-ルを用いて,ホブ加工と同様の切削機構による加工を行うことによって,工具摩耗を評価する試験方法を提案することとした.最初に2次元および3次元CADを用いたシミュレ-ションにより,切削機構を視覚的に示し,切りくず体積と切削抵抗の関連性を明らかにした.切削実験の結果,ホブ切りと同様の切削機構を実現することができ,切りくずも同形状であることが確認できた.その結果,本実験方法は,ホブ全体の工具寿命を調べるうえで有用であることがわかった.</p>

収録刊行物

  • 砥粒加工学会誌

    砥粒加工学会誌 65 (11), 607-613, 2021-11-01

    公益社団法人 砥粒加工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390854882637547520
  • DOI
    10.11420/jsat.65.607
  • ISSN
    18807534
    09142703
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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