書誌事項
- タイトル別名
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- About Measurement of Terrain Change Using UAV at Construction Site
説明
<p>建設現場では,盛土や切土等の施工により日々地形が変化しており,工事の進捗を確認するため測量機器を用いてその変化量を計測している.東日本大震災発生後の大規模復興工事においては,数十万m3単位の土砂を移動することも珍しくなく,こうした工事の工程を管理するために,設計土量に対しての進捗状況を高い頻度で正確に把握している.筆者らは,建設現場での地形変化(土量)を正確かつ容易に計測するため,UAV(ドローン)を用いた写真測量を活用し,建設現場の進捗管理を行った.すなわち,UAVによる空撮写真をSfM/MVS処理して3次元点群データを作成することで,正確な地形を面的に把握した.設計データと計測データの比較や,計測データの時系列的な変化量を求めることで,日々の土砂の運搬量や今後の作業量を求めることが可能であり,実際の現場適用を通じてこの手法の有効性を確認した.また,こうした現場では盛土や切土の施工が進むことで起伏に富んだ地形となるので,空撮写真の地上分解能を一定に保つためにUAVの飛行高度をコントロールする工夫も行っている.この方法は,建設工事のみならず,土砂災害後の地表面の変状把握やその後の復旧にも役立てることができる.</p>
収録刊行物
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- 応用地質
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応用地質 62 (6), 363-367, 2022-02-10
一般社団法人 日本応用地質学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854882637627648
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- ISSN
- 18840973
- 02867737
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可