SDGsにおける目標16の進捗状況の測定についての考察―ガバナンスとデモクラシーに注目して―

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  • SDGs ニ オケル モクヒョウ 16 ノ シンチョク ジョウキョウ ノ ソクテイ ニ ツイテ ノ コウサツ : ガバナンス ト デモクラシー ニ チュウモク シテ

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抄録

type:P

2015年に採択された持続可能な開発目標(SDGs)は、共通の目標とターゲットを設定しつつも、より具体的な達成目標の設定は各国に委ねている。達成状況の評価についても、国連などにおいて国際的な指標づくりを行いつつ、多様なアクターが参加する国レベルの実践を通じて行われる。本稿では、平和やガバナンスに関する目標16「平和と公正をすべての人に」に注目して、どのように達成状況が測定されようとしているのか、その国際的な動向を分析し、最後にデモクラシーの視点から考察する。特に近年のデモクラシーの後退現象が、現在の評価枠組みでは十分捉えきれていないことがわかる。

Adopted in 2015, SDGs, leave states to set the concrete objectives. Measuring a progress of SDGs is also conducted through the multistakeholder practices at a national level, while building international indicators for measuring SDGs goals and targets. This article analyzes the trends of measuring a progress of SDGs, focusing on SDG16 “Peace, Justice, and Strong Institutions” related to peace and governance. Lastly, this article examines the SDGs measurement from the point of view of democracy.

identifier:14

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