心臓移植の合併症管理ならびに看護に関する文献検討

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<p>はじめに</p><p> 心臓移植は待機期間が長く、手術侵襲も大きく、さらに拒絶反応といった合併症が生じえるとされている。医療チームの一員として心臓移植に関わる看護を安全に行うための理解を深めることは重要である。本研究では心臓移植に伴う合併症管理ならびにその看護に関する文献検討を行った。</p><p>内容</p><p> Pubmedにて""heart transplantation"" ""complications"" ""management"" ""nursing""で検索し、合計34件がヒットした(2021年5月31日現在)。タイトル、抄録などを確認し、入手不可能な論文を除いた1990年以降の33件を検討した。</p><p>結果</p><p> 論文数は1990年代7件、2000年以降26件であった。内容として、治療関連7件(補助人工心臓4件、抗凝固療法1件、細胞治療1件、薬剤管理1件)、ステートメント2件(心筋症1件、フォンタン循環1件)、心臓移植・関連疾患の概説5件(心臓・肺移植1件、アテローム性動脈硬化症2件、心不全1件)、管理と看護20件(心臓(心肺)移植:術後管理5件、長期管理7件、その他の管理1件、人生経験1件、感染症1件、妊娠1件、補助人工心臓:ミニレビュー1件、感染症1件、心不全管理2件)であった。</p><p>考察</p><p> 心臓移植は、重症心不全の代替治療手段のない末期心疾患に対する治療法であるが、合併症管理ならびに看護に関する研究は十分といえないことがわかった。</p>

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