ベンゾフェノン構造を有するエポキシ樹脂と芳香族ジアミンとの 反応による結晶性硬化物の物性

  • 梶 正史
    日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 総合研究所
  • 大神浩一郎
    日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 総合研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Properties of the Crystalline Cured Polymers Obtained from Epoxy Resin Having Benzophenone Structure and Aromatic Diamine

説明

<p>ベンゾフェノン構造を有する4, 4’- ジグリシジルオキシベンゾフェノン(DGBP)と4, 4’- ジヒドロキシベンゾフェノン(DHBP)を反応させた場合,結晶性の硬化物を与えることが分かっている。耐熱性の向上を狙いとして,硬化剤成分にDHBP と4, 4’- ジアミノジフェニルスルホン(DDS)の併用を検討した。その結果,DDS の割合が40 wt%まで結晶性の硬化物が得られることを確認した。DDS を40 wt%とした場合のガラス転移温度は186.2 ℃であり,DDS を用いない場合に比べて20.7 ℃高くなった。また,結晶化することにより,熱膨張率および吸水率の低減に加えて熱伝導率が向上した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390854979927163520
  • DOI
    10.11364/networkedpolymer.43.2_50
  • ISSN
    24342149
    24333786
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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