書誌事項
- タイトル別名
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- A Communication Method Using an Electrolarynx and an Above Cuff Vocalization Technique for a Tracheostomized Patient
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説明
<p>気管切開患者の代用音声獲得に,電気式人工喉頭(EL)とカフ上発声(ACV)を併用する音声リハビリテーションを行い,会話明瞭度と会話満足度の向上を認めた症例について報告する.<br>症例は,70代の男性,肺癌手術後に気管変形をきたし気管切開され,心停止後蘇生となり,長期にわたり発話音声による表出が不可能となった.代用音声としてELを試みたが文レベルでは会話明瞭度4であった.ACVは酸素流量が3 L/分で喉の不快感が強く,1 L/分にすると会話明瞭度4になり,実用的でなかった.そこで両者を併用すると会話明瞭度2.5に向上した.<br>併用した発話音声は,気管切開患者のコミュニケーションに利用できる可能性がある.</p>
収録刊行物
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- 音声言語医学
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音声言語医学 63 (2), 143-148, 2022
日本音声言語医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390855035383682048
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- ISSN
- 18843646
- 00302813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可