3次元数値モデルによる九大新キャンパスの風況シミュレーション : 第2報 建物群まわりの風環境予測

書誌事項

タイトル別名
  • Numerical Simulation of Airflow over the New Campus Area of Kyushu University : Part.2 Large-eddy simulation of flow around the buildings
  • 3ジゲン スウチ モデル ニ ヨル キュウダイ シン キャンパス ノ フウキョウ シミュレーション ダイ2ホウ タテモノグンマワリ ノ カゼ カンキョウ ヨソク

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説明

我々は数百m~数(+)km程度の局所域スケールに的を絞り,風に対する地形効果を高精度に数値予測する局地的風況予測モデル(RIAM-COMPACT)を開発している前報では一般曲線座標系のコロケート格子に基づいたRIAM-COMPACTを用いて,九州大学新キャンパス移転地を含む実地形上の風況場解析を行った.特に新キャンパス移転地上とその周辺における風況特性を詳細に調べるため,ネストグリッドシステム(水平分解能△x=△ y=25m)を導入した.同時に行った風洞実験結果との比較から,計算コードの有効性と計算結果の妥当性が示された.さらに,より現実に近い状況を模擬するため,新キャンパス移転地が乱流境界層に埋没した場合の計算も行った.本報では,デカルト座標系のスタガード格子に基づいたRIAM-COMPACTを用い,移転地内における実際の建物群まわりの風環境予測を行った.特に,南の風および南東の風の場合に風の通り道と予想されるグリーンコリドー付近に注目した.同時に風洞実験を行い,計算結果との比較を行った.数値シミュレーションおよび風洞実験ともに建物群周辺の複雑乱流場が再現され,グリーンコリドー付近の風環境が明らかになった.

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