経鼻胃管により胃穿孔を来した福山型先天性筋ジストロフィーの1例

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  • A case of gastric wall perforation associated with nasogastric intubation in Fukuyama type congenital muscular dystrophy.

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重症心身障害児(者)は、摂食・嚥下障害により経口摂取の継続が困難となり、経鼻胃管を留置して経管栄養管理が選択されることが多い。経鼻胃管に起因する合併症として、気管内誤挿入、食道内留置、消化管潰瘍形成などがあげられる。今回、筆者らは在宅で経管栄養中に、経鼻胃管による胃穿孔を来した福山型先天性筋ジストロフィー(Fukuyama type congenital dystrophy : FCMD)の1例を経験した。経鼻胃管の合併症としての胃穿孔はまれと考えられるが、基礎疾患がFCMDである本症例において、空気嚥下による胃拡張が基盤となり、胃穿孔を引き起こした可能性を考えた。

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