教会建築における空間と祭祀行動に関する研究

  • 村上 晶子
    明星大学 村上晶子アトリエ 九州大学 総合理工学府
  • 湯本 長伯
    九州大学産学連携センター 高等教育機構

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  • 教会建築設計の背景となる典礼等宗教的行事の整理と考察

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宗教建築の内部空間においては,キリスト教の典礼等宗教的行事における一連の祭祀行動が行われることが特徴である。 従って教会等の内部空間は,その一連の祭祀行動の容器ともなる訳であり,祭祀行動は設計諸要因の規範となる。その一連の行動をキリスト教カトリックの例に見れば,総本山であるバチカンが統一見解を出し,世界中の教会でほぼ同じことが毎週行われている。本研究ではこの点に着目し,キリスト教カトリックの典礼と呼ばれる宗教行事,特に聖体拝領儀礼/ミサを主とし,設計結果としての空間形態に影響を与える一連の行動あるいはその指針を整理考察して,現代キリスト教建築の設計指針の一つを得ようとするものである。 但し,祭祀行動はダイレクトに空間形態に結び付くものではないので,本稿では先ず祭祀行動の整理考察を示した。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390855201292342144
  • DOI
    10.50981/jasis.23.0_109
  • ISSN
    24355542
    18824471
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Allowed

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