下部尿路機能障害(排尿障害)に対するガイドラインを踏まえた高齢者診療

  • 吉田 正貴
    桜十字病院泌尿器科 国立長寿医療研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Management for lower urinary tract dysfunction in the elderly according to guidelines
  • カブ ニョウロ キノウ ショウガイ(ハイニョウ ショウガイ)ニ タイスル ガイドライン オ フマエタ コウレイシャ シンリョウ

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抄録

<p>下部尿路機能障害(排尿障害)や下部尿路症状は加齢とともに患者数や頻度が増加し,高齢者のQOLを損なう大きな要因となる.また,一般医で診療中の患者の中にも,下部尿路症状を訴えるものも多くみられるため,泌尿器科専門医のみならず,泌尿器科非専門医においても排尿障害や下部尿路症状への初期診療が必要となることがある.排尿障害や下部尿路症状に対して日本排尿機能学会,日本泌尿器科学会などでは,さまざまなガイドラインの作成が行われてきている.本総説では非専門医でも診療を行うことがある代表的な排尿障害や下部尿路症状(過活動膀胱,男性下部尿路症状・前立腺肥大症,夜間頻尿)について,そのガイドラインを参考とした実臨床で役に立つ基礎知識,診断手順や治療法について紹介した.</p>

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参考文献 (82)*注記

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