認知症高齢者グループホームにおける看護師の実践状況の質問紙作成の予備的調査

  • 西村 春香
    産業医科大学 産業保健学部 成人・老年看護学講座
  • 長 聡子
    産業医科大学 産業保健学部 成人・老年看護学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Preliminary Survey in the Preparation of a Questionnaire on Nursing Practices at Group Homes for Elderly People with Dementia
  • ニンチショウ コウレイシャ グループホーム ニ オケル カンゴシ ノ ジッセン ジョウキョウ ノ シツモンシ サクセイ ノ ヨビテキ チョウサ

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抄録

認知症高齢者グループホーム(以下,GH)は利用者の医療ニーズの高まりをうけて看護師を配置するGHが増加している.しかし看護師の雇用形態は様々であるため,GHによって看護師の実践は異なることが予想されるが,GHの看護師の実践に関する報告は限局的である.そこで看護師の実践状況の横断調査を行う必要があると考え,本研究はGHの看護師計8名にインタビューを実施し質問紙を作成することを目的とした.看護師については用語の定義を行った.「内部看護師」を常勤や非常勤問わずGHに雇用されている看護師とし,「外部看護師」を訪問看護ステーション等に所属しGHとの委託契約により訪問している看護師とした.得られたデータを質的記述的に分析した結果,GH看護師の実践状況の質問項目数は,内部・外部看護師共通の項目が44項目,外部看護師のみ2項目追加され計46項目が抽出された.今後は本質問紙を用いた横断調査によりGH看護師の実践状況を量的にも明らかにし,さらに内部看護師と外部看護師の雇用形態の違いによる実践の違いがあるのかも明らかにすることでGH看護師の実践状況を検討していく.

収録刊行物

  • Journal of UOEH

    Journal of UOEH 44 (2), 167-176, 2022-06-01

    学校法人 産業医科大学

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