栃木県における町屋群の残存概況及び棟向きの分布

書誌事項

タイトル別名
  • Remaining condition and roof ridge orientation of machiya in Tochigi Prefecture
  • Expanded basic survey by web mapping
  • インターネット地図機能を用いた基礎的広域調査

抄録

<p>伝統的な民家の形式である町家の棟向きは、それらが建てられている地域の特徴を表す重要な要素である。近年町屋の数は減少傾向にあるが、町屋の棟向きは局所的に変化することがわかっているため、それらを把握するためには広域的・網羅的な調査が必要である。本研究では栃木県全域を調査対象としている。また、町屋の棟向きの分布に加え、町屋の残存概況と細部意匠などの外観特性についても調査を行った。県内では、複合型及び竪屋優勢の集落が多く見られ、京都型町屋は確認できなかった。町屋の密度が高い上位10集落のうち6集落が文献に記載がなかった。外観特性として石張りの外壁を持つ町屋や両側戸袋などが確認できた。</p>

収録刊行物

  • 都市計画報告集

    都市計画報告集 20 (4), 468-469, 2022-03-03

    公益社団法人 日本都市計画学会

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