茨城県における町屋群の残存概況及び棟向きの分布

書誌事項

タイトル別名
  • Remaining condition and roof ridge orientation of machiya in Ibaraki Prefecture
  • Expanded basic survey by web mapping
  • インターネット地図機能を用いた基礎的広域調査

抄録

<p>町屋の屋根の棟向きは、街並みを形成する重要な要素である。近年、町屋が減少しているため、基礎調査が急務である。また、局所的に屋根の棟の向きが変わることがあるため、集落単位で全国的な調査が必要である。本研究は、茨城県を対象とし、各集落の主要地区における町屋の残存状況についても調査する。古地図、国絵図などの史料をもとに、インターネット地図機能を用いて簡易的かつ広域的に調査をする。その結果、36集落で517棟の町屋が見られた。屋根の棟の向きは茨城県全体で似た傾向があることが分かった。また、「店蔵」を持つ町屋や、2階の窓の両端に戸袋を設けている町屋が多く見られた。</p>

収録刊行物

  • 都市計画報告集

    都市計画報告集 20 (4), 470-471, 2022-03-03

    公益社団法人 日本都市計画学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ