書誌事項
- タイトル別名
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- Prevalence of Muscle Cramps in Japan - with Special Reference to Aging and Peripheral Circulatory Insufficiency
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説明
<p>一般人1,354人を対象として,アンケート調査によりこむら返りの頻度,内容を検討した.こむら返りの頻度は,過去に一度でもこむら返りを経験している人が59.7%であり,最近1年間にこむら返りを経験した人は49.4%であった.50才以上のグループは,30~49才,10~29才のグループよりも有意にこむら返りの頻度が高率であった(p<0.001).また,10~29才のグループは,30~49才のグループよりも高頻度であった(p<0.05).10~29才のグループのこむら返りは,他のグループに比較し,昼間にこむら返りのおこる頻度が高く(p<0.05),しばしば運動に誘発して生じていた.下肢静脈瘤を有する人はこむら返りの発生頻度が有意に高率であったが(p<0.001),動脈硬化・動脈硬化の危険因子の有無ではこむら返りの頻度に差を認めなかった.下肢静脈瘤頻度は加齢とともに増加することから,高齢者に高頻度にこむら返りが生ずる理由の一つとして下肢静脈瘤が関与すると考えられたが,動脈硬化の関与は今回の結果からは明らかではなかった.</p>
収録刊行物
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- 静脈学
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静脈学 14 (3), 215-220, 2003
日本静脈学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390855345471727360
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- ISSN
- 21865523
- 09157395
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可