全国「新・湯治」効果測定調査(2018–2020年度)

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  • 早坂 信哉
    一般財団法人日本健康開発財団 温泉医科学研究所 東京都市大学人間科学部
  • 樋口 善英
    一般財団法人日本健康開発財団 温泉医科学研究所
  • 三橋 浩之
    一般財団法人日本健康開発財団 温泉医科学研究所
  • 高橋 栄
    一般財団法人日本健康開発財団 温泉医科学研究所
  • 石田 心
    一般財団法人日本健康開発財団 温泉医科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • The National Survey for ONSEN Stay (Shin toji) (FY2018–2020)
  • ゼンコク 「 シン ・ トウジ 」 コウカ ソクテイ チョウサ(2018-2020ネンド)

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説明

<p>背景・目的 環境省「自然等の地域資源を活かした温泉地の活性化に関する有識者会議」によって提言された現代のライフスタイルに合った温泉の楽しみ方である「新・湯治」について、『全国「新・湯治」効果測定調査プロジェクト』として温泉地全体の療養効果等を全国の温泉に対して把握することを目的として調査を実施した。</p><p>方法 2018年7月〜2021年1月に環境省において本プロジェクト参加温泉地を募集し、参加温泉地において全国統一的な自記式調査票を温泉利用者へ配布し調査を実施。一部Webによる温泉利用者による個人参加も実施した。</p><p>結果 全国55温泉地等から参加があり、11,830人(平均年齢56.4±15.5歳)を解析の対象とした。温泉滞在期間は1泊2日が7,168人(61.1%)と最も多く、温泉利用後は「癒された」(98.3%)、「より幸せを感じるようになった」(82.7%)、「ストレスが少なくなった」(81.5%)などの複数の良好な主観的変化が観察された。</p><p>考察 温泉地の療養効果等の初めての大規模な全国調査となった。調査項目は主観的なものではあるが、温泉地滞在による心身への良好な効果が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 日本健康開発雑誌

    日本健康開発雑誌 43 (0), 27-37, 2022-06-15

    一般財団法人 日本健康開発財団

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