書誌事項
- タイトル別名
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- Chapter 13: Future tasks of JPGL
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説明
<p>小児気管支喘息治療・管理ガイドラインは2000年初版以来,毎回の改訂で,最後に取り組むべき課題が述べられ,それらに答える形で進歩してきた.今回は9つの課題が挙げられ,これから取り組むべき研究テーマについても例示された.</p><p>1)EBMガイドラインとしてのさらなる発展,「日本発」のエビデンスが増えるべきこと,2)未だ確立していない乳幼児喘息の診断基準や治療指針が明らかにされるべきこと,3)小児から成人への移行期を円滑とするため,思春期・青年期喘息のエビデンスが必要であること,4)生物学的製剤の選択基準や中止基準が明らかとされるべきこと,5)アレルゲン免疫療法の喘息治療における位置づけが明確にされるべきこと,6)治療選択と病態の解明に役立つバイオマーカーの開発,7)アレルギー性鼻炎など合併アレルギー疾患を含めた包括的な喘息診療のあり方,8)喘息の発症と増悪に密接に関連する呼吸器感染症への対応,COVID-19流行でクローズアップされた感染管理の考え方,9)アレルギー疾患対策基本法にもとづく医療均てん化のさらなる推進,である.</p>
収録刊行物
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- 日本小児アレルギー学会誌
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日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 170-174, 2022-06-20
一般社団法人日本小児アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390855422503248384
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- ISSN
- 18822738
- 09142649
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可