落葉の樹種による違いが鉱質土壌の硝化微生物群集に及ぼす影響

  • 執行 宣彦
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 古澤 仁美
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 阪田 匡司
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所震災復興・放射性物質研究拠点
  • 細川 奈々枝
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 平井 敬三
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of leaf litter species on nitrifying microbial communities in mineral soil

説明

<p>森林施業や環境変動による樹種構成の変化に伴い、土壌への主要な有機物供給源である落葉の組成も変化する。これは、土壌微生物の活動を通じて森林生態系の窒素循環に影響を及ぼすと考えられる。しかし、落葉組成の変化が土壌の窒素循環に関連する微生物にどのような影響を与えるか明らかでない。本研究では、室内実験により、落葉の樹種による違いが硝化微生物群集に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。2020年11月に茨城県森林管理署管内北山国有林の桂試験地でリタートラップを設置し、スギ・コナラ・イヌシデ・イタヤカエデの落葉を採取した。また、試験地斜面下部のスギ人工林において、鉱質土壌(0-10 cm)を2021年6月に採取した。これらの試料を用いて、土壌表面に異なる樹種の落葉を添加したマイクロコズムを作成し、2021年8月から99日間、室内培養した。本発表では、マイクロコズム土壌のアンモニア酸化アーキア・アンモニア酸化細菌・完全硝化細菌のamoA遺伝子を対象としたアンプリコンシーケンス解析と定量PCR解析、および土壌無機態窒素の濃度と形態の解析結果に基づいて、落葉の樹種による違いが鉱質土壌の硝化微生物群集に及ぼす影響について議論する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390855422503358720
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_492
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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