作業道の簡易排水を用途とする粗朶の空隙率計測手法の検討

DOI
  • 山口 智
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
  • 小川 泰浩
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林防災研究領域
  • 田中 良明
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
  • 鈴木 秀典
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域

書誌事項

タイトル別名
  • examination of means of measuring gap rate of brush for simple drainage on spur roads

抄録

<p>著者は、林道や作業道においてモウソウチクを割竹にして束ねた竹粗朶を素掘にはめ込む形式の横断排水溝を考案し報告した。林道や作業道では、粗朶の材料としてモウソウチクの割竹の代わりにヒノキの伐採木の枝条も考えられる。ところが、ヒノキ枝条の粗朶自体、内部がどのような構造をしていて、空隙がどのくらいあるか、その配置がどのようであるか不明である。そこで、直径15~20㎝の粗朶を製作し、その一部を長さ約50cm切り出し、その断面をコピー機でスキャンして厚紙にコピーして切り抜きその質量比から空隙の分布と割合を明らかにするとともに、切り出した粗朶を内部の空気を抜ける衣装袋に密封した状態と袋から出した状態で水を張ったコンテナに沈めた際の水位変化の割合から空隙率を求めた。前者は端部の瞬間値であり、後者は全体の平均ではあるが構造までは明らかにできない。この計測を比較対象として竹粗朶についても行った。なお、CTスキャンによる撮影も予定している。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390855422503377536
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_577
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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