積雪地帯における早生樹センダンの森林造成技術の開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Silvicutural Technology for Fast Growing Trees <i>Melia azedarach</i> in Snowy Areas
抄録
<p> 全国的に針葉樹人工林が主伐期を迎え、森林資源の持続的な利用の観点から、伐採後の再造林の推進が望まれている。そのような中、20~30年という比較的短い期間で木材としての利用が見込まれる早生樹が、造林樹種としての選択の可能性も要望されている。しかし、早生樹の本格的な研究等の開始から日が浅いこともあり、育苗、植栽立地、施業体系等については不明な点が未だ多く、試験研究情報も一元的には整理されていない(林野庁 2020)。そこで本研究では、早生樹の中でも特にセンダンについて、積雪地帯である石川県における植栽適地や育林方法等を検討することを目的に、事例調査及び植栽試験を行った。事例調査では、石川県内に分布するセンダンについて、生育状況、立地環境等を吟味した。植栽試験では、4箇所の植栽地にセンダンをそれぞれ10~45本植栽し、生育状況とその環境条件の関係性を吟味した。本発表では、石川県におけるセンダンの分布の特徴の整理及び、成育状況や気象害等を基に植栽地を評価し、現段階における植栽適地を検討したので報告する。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 332-, 2022-05-30
日本森林学会