田邊元と森昭における偶然性の問題

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書誌事項

タイトル別名
  • The Problem of Contingency in Tanabe Hajime and Mori Akira: In Order to Relativize the Necessity Associated with Developmental Theory in Postwar Pedagogy
  • 戦後教育学の発達論に伴う必然性を相対化するために

抄録

<p> 本稿の目的は、森昭の人間形成論における偶然論を、彼の師である田邊元の偶然論の観点から検討することを通して、戦後教育学の発達論に伴う「必然性」を相対化する視点を提示することである。本稿は、戦後教育学における発達論が含意している子どもの発達と社会の進歩の必然性という考え方の相対化を図るために、田邊と森の偶然論の思想史的な検討を通して、必然性の否定としての偶然性が有する教育学的な可能性を論じるものである。</p>

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 88 (4), 610-621, 2021

    一般社団法人 日本教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390855422518578304
  • DOI
    10.11555/kyoiku.88.4_610
  • ISSN
    21875278
    03873161
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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