山梨県南部町における公民連携木質バイオマスガス化発電所用の資源供給試算

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タイトル別名
  • Estimation of supplyable resource for P-PP Woody Biomass Gasification Power Generatio in Nanbu-Town

抄録

<p>山梨県南部町における公民連携木質バイオマスガス化発電所(以後、発電所とする)は地域資源の活用、FITによる売電、非常時の地域の災害対策を目的に運用されている。本研究では、発電所への供給可能な資源ポテンシャルとして間伐利用材積を資源供給可能量として明らかにすることを目的に、GISデータ、森林簿データを中心に分析した。分析できたのはスギ林分の小班数が全体の29%、ヒノキ林分の小班数が全体の28%となった。結果、①間伐時期のみの供給を仮定すると、私有林で間伐利用可能材積が5,265m3、県有林が4,306m3で、発電所の当初の計画需要量8,000m3が間伐材積を全て発電所に回した場合に需要が満たされ長伐期の施業区域からの資源供給が必要であること、② ①の仮定における搬出材から発電所用の資源を確保しようとすると私有林で1,106 m3、県有林が904m3しか確保できないこと、③距離別の間伐利用量をみると、私有林・県有林ともに発電所から4kmを境に資源量が大幅に増加すること、などが分かった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390855422519466880
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_278
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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