沖縄県のフクギ屋敷林の持続可能な管理において住民合意形成に関する研究

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タイトル別名
  • A study on the consensus building among residents in the sustainable management of Fukugi homestead windbreaks

抄録

<p> 沖縄県には、琉球王府から受け継がれる防塩・防火、防風林として機能して植栽されているフクギ並木の歴史的景観を見る事ができる。しかし、その歴史的景観を形成する主木のフクギ並木は、住宅の敷地内に植栽されているため、琉球の伝統的遺産と認識する者が少ない。その為、ライフスタイルの変化や戦後の農村整備事業などにより、一部地域では伐採され、その景観の消失が後を絶たない。フクギ並木は、歴史文化景観、自然環境保全の観点から、沖縄の重要な遺産であり、持続可能な管理を行っていく必要性がある。</p><p> そこで、本研究では、本部町備瀬区と今帰仁村今泊区を事例に、フクギ景観の保全に関する調査報告書、区の議会議事録などの文献調査また各地域の区長及び長老への聞き取り調査を行い、フクギ屋敷林管理保全方法に関する意思決定過程を考察していく。本研究では、合意形成過程での重要なキーパーソン、これまでの合意形成過程の中での課題等について明らかにする。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390855422519535872
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_78
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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