ニボルマブによる Stevens-Johnson 症候群の 1 例
書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Steven-Johnson Syndrome Induced by Nivolumab
この論文をさがす
抄録
<p>64歳,女性。初診の 1 年前に右外耳道癌と診断され,右外側側頭骨切除術,術後放射線療法ならびに化学療法を施行していた。術後 1 年後に右外耳道癌の再発を認めたため,ニボルマブ投与開始となった。開始後12日後より口唇びらんが出現し,四肢・体幹に紅斑が拡大したため,当科紹介受診となった。臨床症状,病理組織所見よりニボルマブによる Stevens-Johnson 症候群と診断した。ステロイドパルス療法,血漿交換,免疫グロブリン大量静注療法にて改善した。ニボルマブに関連する有害事象の重症化を防ぐためには早期の治療介入や集学的治療が必要であり,今後同様の症例報告の集積が望まれる。 (皮膚の科学,21 : 1-5, 2022)</p>
収録刊行物
-
- 皮膚の科学
-
皮膚の科学 21 (1), 1-5, 2022
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390855422519552000
-
- ISSN
- 18839614
- 13471813
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可