書誌事項
- タイトル別名
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- Intestinal Intussusception in the Jejunum after Laparoscopic Distal Gastrectomy
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抄録
<p>症例は79歳の女性で,胃癌に対して腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行した.再建はRoux-en-Y法で行い,overlap法により胃空腸吻合を施行した.術後第3病日に嘔吐を認め,術後第7病日の胃透視検査では造影剤が胃内に貯留し胃空腸吻合部の通過を認めなかった.術後第8病日の上部消化管内視鏡検査にて胃内に突出した空腸粘膜を認め,吻合部腸重積と診断した.内視鏡的整復は困難であり保存的治療でも改善せず,術後第22病日に再手術を施行した.吻合部の空腸盲端が順行性に残胃内に重積していた.胃空腸吻合部前壁側を切開し,重積腸管を確認し整復した後に,空腸盲端を切除した.幽門側胃切除後の胃空腸吻合部腸重積の報告は少ないが,腸重積と診断した場合には,速やかに再手術を検討すべきである.</p>
収録刊行物
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- 日本消化器外科学会雑誌
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日本消化器外科学会雑誌 55 (6), 360-366, 2022-06-01
一般社団法人 日本消化器外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390855511125002496
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- ISSN
- 13489372
- 03869768
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可