観察時に生徒が演繹的に学習に取り組む効果 : 花のつくりの学習を事例に

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タイトル別名
  • Deductive Learning and Observation : A Unit on the 'Structure of Flowers'
  • カンサツジ ニ セイト ガ エンエキテキ ニ ガクシュウ ニ トリクム コウカ ハナ ノ ツクリ ノ ガクシュウ オ ジレイ ニ

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抄録

<p>本研究は,生徒が観察時に背景知識をもとに仮説を立て,自らの理論を持って学習することの有効性を検討することを目的とする。手続きとして,花のつくりを観察する際に演繹的に学習する群と帰納的に学習する群を設定した。演繹的に学習する群では,学習の主体である生徒自身に仮説を設定させ,そのように考える理由を説明させた上で花を観察し,結論を導き出す授業を行った。帰納的に学習する群では,いろいろな花を観察し,観察を通してつくりの共通性を発見させた。結果は,演繹的に学習させた群が帰納的に学習した群に比べ花のつくりについての概念をより多くの生徒が形成でき,その有効性をうかがうことができた。</p>

収録刊行物

  • 理科教育学研究

    理科教育学研究 47 (3), 9-14, 2007-03-31

    一般社団法人 日本理科教育学会

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