書誌事項
- タイトル別名
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- Relations between Group Discussion and Scientific Thinking in Experiment Activities : Experiment on Boiling and Vapor in Upper Secondary Chemistry
- シコウリョク ノ イクセイ オ ジュウシ シタ グループ トウロン ニ カンスル ケンキュウ コウトウ ガッコウ カガク フットウ ト ジョウキ ノ ジッケン オ ジレイ ニ シテ
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抄録
<p>本研究の目的は,高校生が実験中に行うグループ討論が,生徒の思考の変容にどの様な影響を与えるのかを調査することにある。グループ討論前後の記述の変化と,グループ討論に対する自己評価,ならびに,プロトコルから,次の5点を指摘することができた。(1) グループ討論により根拠を述べて説明できる生徒が増加し,グループ討論前の記述に比ベグループ討論後の記述は,より論理的なものとなった。(2) 教えられた立場の生徒だけでなく,教えた立場にあった生徒を含むほとんどの生徒が,グループ討論によって自分の考えがさらに深まったと感じていたことがわかった。(3) 自己評価の目的で録音を行うことにより,実験中に行われているグループ討論の様子を,高等学校でも把握することができた。(4) プロトコル,および,そのカテゴリー分析から,自己評価の根拠を推測することができ,自己評価の信頼性を判断することができた。(5) 適切な実験教材を選択することにより,高校生でも活発なグループ討論が期待できることがわかった。</p>
収録刊行物
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- 理科教育学研究
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理科教育学研究 43 (3), 21-28, 2003-03-05
一般社団法人 日本理科教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390855522017911936
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- NII論文ID
- 110006884495
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- NII書誌ID
- AA11406090
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- ISSN
- 2187509X
- 13452614
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- NDL書誌ID
- 6499599
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可