Dubin-Johnson症候群に発生した肝細胞癌の1例

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  • Evaluation of Hepatic Functional Reserve and Perioperative Course after Hepatectomy in a Case of Dubin-Johnson Syndrome
  • Dubin-Johnson ショウコウグン ニ ハッセイ シタ カン サイボウ ガン ノ 1レイ

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抄録

<p>肝細胞癌（HCC）を合併したDubin-Johnson症候群 （DJS）の肝予備能評価と周術期経過を報告する．66歳の男性がRickettsia属による感染の際に肝障害と肝S4，S2にHCCを指摘された．T-bil 4.6（D-bil 3.4）mg/dL，Alb 4.2g/dL，PT 92％，indocyanine green 15分停滞率（ICGR15）11％，Child-Pugh B（7点），肝障害度Aであった，99mTc-galactosyl human serum albumin（GSA）シンチグラフィのLHL15 は0.909で，肝予備能はほぼ正常と判断し，肝内側区域切除術+S2部分切除術を行った．術後3日目にT-bil が15.7mg/dLまで上昇したが28日目に術前値に復した．ICGR15とGSAシンチグラフィは正確に肝予備能を反映した．術後のT-bilの上昇は一過性であった．</p>

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