最終処分場における遮水シート大気暴露部と廃棄物埋没部の劣化要因に関する研究

  • 土屋 海渡
    九州大学工学府大学院都市環境システム工学専攻
  • 井塲 道夫
    九州大学工学府大学院都市環境システム工学専攻
  • 中山 裕文
    九州大学大学院工学研究院環境社会部門
  • 島岡 隆行
    九州大学大学院工学研究院環境社会部門

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON DEGRADATION FACTORS OF GEOMEMBRANE UNDER VARIOUS CONDITIONS IN LANDFILLS

説明

本研究では,施工後20年以上が経過した3ヶ所の一般廃棄物最終処分場において,日光に直接暴露された遮水 シート,遮光性保護マット下の遮水シート,廃棄物に埋没した遮水シートを対象とし,引張試験,表面観察,粗さ 測定のデータを基に,法面の日光の向きや暴露状態が劣化の進行に及ぼす影響を検討した.その結果,日光に直 接暴露された遮水シートと比較して,保護マット施工部と廃棄物埋没部の遮水シートは,シート表面に発生した 亀裂が小さく,力学特性についても初期の性能を維持していることが分かった.また,直接暴露部,保護マット施 工部,廃棄物埋没部で遮水シート表面温度は異なり,それらと総日射量を考慮した指標を算出したところ,力学 特性との間に負の相関があることが分かった.

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

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