嗅覚と認知症をつなぐ脳内コリン作動系:早期発見と予防を目指して
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- 内田 さえ
- 東京都健康長寿医療センター研究所自律神経機能研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- The basal forebrain cholinergic system connects olfaction with dementia suggesting ways of early detection and prevention of dementia
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抄録
<p>嗅覚は認知症のごく早期から機能低下することから,認知症の早期発見と予防への応用が期待されている.筆者らの研究室では認知症で脱落する前脳基底部コリン作動性神経が投射先の新皮質や海馬の血流を増やす,自律神経様の血管拡張神経として働くことを動物実験で明らかにしてきた.同神経は嗅覚一次中枢の嗅球にも投射する.近年筆者らは,嗅球ではニコチン性コリン作動性刺激が嗅覚誘発性の嗅球血流応答を増大させる,すなわち嗅覚感度を高める役割を示唆する結果を報告した.更に臨床研究に展開し,高齢者の嗅覚と認知機能とくに注意機能との関連を報告した.本稿ではコリン作動系に着目した嗅覚と認知機能に関する基礎・臨床研究を紹介する.</p>
収録刊行物
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- 自律神経
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自律神経 59 (2), 191-196, 2022
日本自律神経学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390855732104152320
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- ISSN
- 24347035
- 02889250
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可