新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止による自宅待機期間における医療系大学生の 身体活動量と蓄積的疲労について ~CFSI簡易調査票を用いた検討~

書誌事項

タイトル別名
  • Physical activity and cumulative fatigue of health science university students during the waiting period at home to prevent the spread of coronavirus disease
  • シンガタ コロナウイルス カンセンショウ ノ カンセン カクダイ ボウシ ニ ヨル ジタク タイキ キカン ニ オケル イリョウケイ ダイガクセイ ノ シンタイ カツドウリョウ ト チクセキテキ ヒロウ ニ ツイテ : CFSI カンイ チョウサヒョウ オ モチイタ ケントウ

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抄録

本研究の目的は, 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止による自宅待機期間における医療系大学生の身体活動量と蓄積的疲労を明らかにすることである. 医療系大学生21名を対象に, 自宅待機期間および自宅待機期間3ヶ月後における一週間の歩数と蓄積的疲労を評価した.その結果, 自宅待機期間と比較し自宅待機期間の3ヶ月後に一週間の平均歩数が増加したp < 0.01).蓄積的疲労では,全対象で身体不調の質問内容である「むねが悪くなったり,はき気がする」において自宅待機期間の3か月後に高値を示した(p < 0.01).男性では身体不調の質問内容である「むねが悪くなったり,はき気がする」に加え,不安・抑うつの質問内容である「ささいなことが気にかかる」,慢性疲労の質問内容である「勉学や1日の活動での疲れがとれない」において自宅待機期間の3か月後に高値を示した(p < 0.05).本研究の対象である医療系大学生において,自宅待機期間中だけでなく自宅待機期間の3ヶ月後も身体活動量が低く,蓄積的疲労があることが示唆された.

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