大災害からの復興・創生における自助・共助・公助連携 による持続的支援活動の展開

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Development of sustainable support activities through self-help, mutual assistance, and public assistance cooperation in reconstruction and creation from a huge disaster
  • - Focusing on the East Japan Support Project of Tokyo University of Agriculture-
  • -東京農業大学の東日本支援プロジェクトを中心に-

抄録

<p><tt>本論は,2011 年に発生した東日本大震災からの農林業の復興に取り組んだ東京農業大学東日本支援プロジェクトの経験に基づき,災害復興支援活動展開のポイントについて自助・共助・公助の連携視点から災害フェーズごとに整理したものである。</tt></p><p><tt>フェーズⅠ(復旧期)</tt>---<tt> このステージでは,迅速な復旧技術の開発と普及が求められる。そのためには復旧ニーズの発見,問題解決技術の開発と現場への普及,学生などによる農家と一体となった生産基盤復旧のためのボランティア活動の組織的な展開が不可欠である。</tt></p><p><tt>フェーズⅡ(復興期)</tt>---<tt> このステージでは,復旧した生産基盤で新たな農業の展開を支援できる技術・情報の開発が求められる。そのためには,生産者が抱えている技術問題,経営・マーケティング上の問題点を把握し,そうした問題を解決できる総合的な技術・情報の開発が不可欠である。</tt></p><p><tt>フェーズⅢ(創生期)</tt>---<tt> 復興の成果を地域全体に広げて地域の創生を目指す時期である。こうした取り組みを展開するには,特定の支援機関だけでは限界があり,専門的知識やノウハウをもった多様な組織の参加が求められる。</tt></p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390855754116868608
  • DOI
    10.57341/jras.1.2_24
  • ISSN
    27581160
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

問題の指摘

ページトップへ