J-SSCG2020の概要(作成する意義も含めて)

DOI
  • 小倉 裕司
    J-SSCG2020特別委員会委員長 大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター
  • 江木 盛時
    J-SSCG2020特別委員会委員長 神戸大学大学院医学研究科外科系講座麻酔科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • The Japanese Clinical Practice Guidelines for Management of Sepsis and Septic Shock 2020 (J-SSCG 2020)

抄録

<p>日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG)の改訂に際し,一般臨床家だけでなく多職種医療者にも理解しやすく,かつ質の高いガイドラインとすることをめざした。J-SSCG2020では新たに4領域(Patient- and Family-Centered Care,Sepsis Treatment System,神経集中治療,ストレス潰瘍)を加え,22領域118の重要臨床課題(CQ)を抽出した。委員25名を中心に,多職種(看護師,理学療法士,臨床工学技士,薬剤師)・患者経験者も含めたワーキンググループメンバー,両学会の公募によるシステマティックレビューメンバーによる総勢226名の参加・協力を得た。結果,118CQに対する回答として,79個のGRADEによる推奨,5個のGPS(Good Practice Statement),18個のエキスパートコンセンサス,27個のBQ(Background Question)の解説,および敗血症の定義と診断を示した。CQごとに診療フローなど時間軸に沿った視覚的情報も取り入れた。J-SSCG2020は,多職種がかかわる国内外の敗血症診療の現場において,ベッドサイドで役立つガイドラインとして広く活用されることが期待される。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856045100730496
  • DOI
    10.24679/gekakansen.18.3-4_333
  • ISSN
    24340103
    13495755
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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