路床土の特性による地中空洞の陥没危険度評価指標の提案

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION METHOD FOR DETERMINING POTENTIAL RISKS OF DETECTED UNDERGROUND CAVITIES BY USING SOIL PROPERTIES

抄録

<p> 道路陥没事故は地中空洞の崩落により引き起こされ,空洞の拡大は埋設管破損部からの土砂流出が主要因として知られる.路面下空洞探査としてレーダー探査が普及する一方,発見された空洞の対策優先度や道路陥没発生危険性に関しては評価手法が確立していない.本研究では路床土を模擬した試料の細粒分含有率と,埋設管破損部を模擬した底面開口幅を変化させた実験を実施し,新たな空洞危険度評価指標を提案した.路床土の粒度特性より,空洞の浅部への進展を透水性で評価し,また開口幅に関して土砂流出が目詰まりなく断続的に発生する最小幅を評価することで,それぞれ数段階の危険度に分類した.それらに特殊土や地盤改良の有無を考慮して路床土物性値から空洞の陥没危険度を評価する指標の素案を構築し,実際の路床土に適用して妥当性を検討した.</p>

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参考文献 (13)*注記

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