AIとARを用いた平面図の3次元モデル化システムの開発

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タイトル別名
  • Development of 3D Modeling System from 2D Plane Figures using AR and AI

抄録

<p>数学の空間図形は,一般に教科書の紙面など2次元に描かれている.ブロックなど実物を用いた学習では直感的な理解が可能であるが,教科書だけの学習では,より高度な空間認知能力が求められる.本稿では,空間認知能力の不十分な学習者に対し,ARを用いて2次元上の空間図形を3次元で可視化し,平面から立体への変換のイメージを掴みやすくすることで,学習を支援するアプリケーションを開発した.OpenCVライブラリと機械学習技術を用いて,2次元の図面の特徴から3次元データを生成することで,汎用的なARによる学習支援を実現した.また学習効果検証のため,67名と24名を対象に実証実験を行った.空間図形の問題では,線分の長さの比や回転を用いて解く問題で,ARを用いたグループの方が,ARを用いないグループより高い正解率を得る傾向が見られた.また,実験後のアンケートから,開発システムの有効性を確認した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856141143040512
  • DOI
    10.11421/jsces.2022.20220009
  • ISSN
    13478826
    13449443
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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