小腸移植とリハビリテーション医療

書誌事項

タイトル別名
  • Intestinal Transplantation and Rehabilitation

説明

<p>腸管不全は,長期の静脈栄養に伴うカテーテル感染症,血栓閉塞,腸管不全関連肝障害などにより予後は不良である.こうした患者の治療にあたり,残存腸管機能を最大限に活用し,合併症を極力抑えつつ,静脈栄養依存度の軽減ないしは離脱をめざすことになるが,この実現には,関連診療科および多職種による,移植医療を含んだ包括的・計画的な治療体制が必要であり,これを腸管リハビリテーションプログラム(intestinal rehabilitation program:IRP)と呼んでいる.IRPは欧米の主に小腸移植実施施設を中心に開始され,その有用性から広まってきた治療体制であるが,わが国では,まだ十分なIRPの体制確立には至っていないのが現状であり,今後の大きな課題である.</p>

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参考文献 (5)*注記

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