Ⅰ.宇宙観の変遷―過去・現在と未来への期待―
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- 柳川 孝二
- Koshoya2020
書誌事項
- タイトル別名
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- I. Transition of Universe View
説明
<p>「人類の宇宙進出」は,ロシア宇宙飛行士ガガーリンが地球を周回して以来,半世紀を経ている.初期の頃は,訓練を受けた職業宇宙飛行士が死をも覚悟して宇宙に飛び出していたが,現在は,一般人のグループがツアーを楽しみ,無事に地球に帰還する迄になっている.また,米国主導で進められる「アルテミス計画」は,2025年頃に月を再訪する計画である.そして,この活動に賛同する12カ国が「アルテミス合意」を結び,それぞれの活動を始めている.さらに,同じ頃に,月周回ツアーが民間活動として行われると喧伝される.これらを踏まえて,この報告では,1)人々が宇宙に行くことの想いの変遷と実際を概観し,さらに,2)種々の視点から現状を踏まえ,活動領域を地球/月圏に拡げて得られる新たな人間社会への可能性を言及する.そして,3)その一例として「有限な地球での人口/エネルギー問題」の宇宙からの解決案を提示する.</p>
収録刊行物
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- 日本航空宇宙学会誌
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日本航空宇宙学会誌 70 (9), 195-202, 2022-09-05
一般社団法人 日本航空宇宙学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390856273825884544
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- ISSN
- 24241369
- 00214663
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可