手仕事のオーセンティシティ
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- 中谷 文美
- 岡山大学
書誌事項
- タイトル別名
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- 「プリント化」する伝統染織が投げかける問い
抄録
「手仕事の技で作られるものであり、歴史的な過去からの蓄積をもち、小さな地方ごとにそれぞれ異なった色彩や文様が受け継がれている」(関本 2003: 462)という特徴を持つ伝統染織は、それゆえに「自給的生活、使用のための生産というイメージと結びつけられ、過去の残存物、固定した保護保存の対象」(ibid.:468)ととらえられやすい。だが実際に自家消費用の布生産を続けている地域はすでに少なくなった。むしろ各地の染織品に共通してみられるのは、素材(糸・染料など)、技法(道具・製作技術)、意匠(色・文様・配置)のいずれの点においても、新たな技術が導入され、従来課されていた制約が外れることで、省力化・効率化が進む状況である。さらに布の作り手・使い手を取り巻く社会状況の変化により、生産組織(生産の場所・分業・道具や素材の所有形態など)、生産者の属性(性別、年代、身分など)、あるいは布の用途にもさまざまな形で変化が生じている。
収録刊行物
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- 日本文化人類学会研究大会発表要旨集
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日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2022 (0), C00-, 2022
日本文化人類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390856351209574400
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- ISSN
- 21897964
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可