ビタミンC代謝と植物の環境ストレス順応(特集「ビタミン・バイオファクター研究の新潮流」(第72回大会 若手シンポジウム))
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- 丸田 隆典
- 島根大学生物資源科学部生命科学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Vitamin C metabolism and plant acclimation to environmental stress
抄録
ビタミンC(アスコルビン酸)は優れた水溶性抗酸化剤であるとともに,さまざまな酵素の補酵素としても機能する.植物はアスコルビン酸を高濃度に蓄積し,私たちヒトにとっての主要な摂取源となる.これまでに膨大な研究が行われてきたにも関わらず,なぜ,そしてどのように植物がアスコルビン酸を高蓄積するかという基本的な疑問は未解明のままである.植物は進化過程において,アスコルビン酸生合成経路およびその利用と再生に関する独自の経路を獲得してきた.これらにより,植物は安全にアスコルビン酸を合成し,とても効果的に抗酸化システムに利用できるようになった.最近,私たちの研究グループでは,1)植物の生育やストレス耐性へのアスコルビン酸濃度の影響,2)植物特異的なH2O2消去酵素(アスコルビン酸ペルオキシダーゼ)の生理学的重要性,3)アスコルビン酸再生の分子機構とプールサイズ維持における役割について詳しく研究を進めてきた.本総説では,当該分野における最近の進展を要約し,上記の基本的な質問への回答を試みる.
収録刊行物
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- ビタミン
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ビタミン 95 (9), 405-412, 2021-09-25
公益社団法人 日本ビタミン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390856539346129536
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- ISSN
- 2424080X
- 0006386X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可