裾花ダム湖において発生したかび臭産生藍藻類の休眠細胞に着目した考察
書誌事項
- タイトル別名
-
- Consideration Focusing on the Dormant Cells of the Musty Odor-producing Cyanobacteria that Occurred in the Susobana Dam Lake
抄録
長野市裾花ダム湖においてかび臭産生藍藻類のAnabaena属(Dolicospermum属)が大発生し、水道水源にかび臭が産生された。発生原因についてAnabaena属休眠細胞に着目した調査を行った。ダム湖底泥からの休眠細胞発芽実験を行い、水温とAnabaena属群体数の鉛直分布について現場データを分析した。その結果、アオコ発生の前年に行われた浚渫によって、休眠細胞が底質の表層に堆積し、水温上昇に伴って発芽し、Anabaena属によるアオコが発生した可能性が示唆された。併せて機材や人員が限られた環境の中で、突発的なかび臭被害に対応した事例報告をする。
収録刊行物
-
- 水道協会雑誌
-
水道協会雑誌 90 (10), 3-10, 2021-10-01
公益社団法人 日本水道協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390856583391220096
-
- ISSN
- 24358673
- 03710785
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可