間隙率が異なる互層地盤の動的挙動における飽和多孔質体u-U定式化の適用性

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タイトル別名
  • Applicability of u-U formulation on saturated porous media to dynamic behaviors of alternately layered ground with different porosities

抄録

<p>水で飽和した地盤の挙動は,固相と液相からなる飽和多孔質体でモデル化され,固相の変位u,液相の変位U,液相の固相に対する平均相対変位w,間隙水圧pによって記述される.定式化にはいくつかの形式があるが,透水性の高い地盤や高周波数成分を含む地震動に対しては,間隙水の慣性が無視できないため,液相の変位Uあるいは平均相対変位wを考慮する必要があると言われている.</p><p>一方,有限要素法による飽和地盤のモデル化では,地層の種類や密度の違い等によって要素間の間隙率の変化が不連続となる場合がある.このような場合にu-U定式化を適用すると,要素間の隣接面上の流量と間隙水圧に連続性が成り立たないという課題がある.</p><p>本研究では,隣接面上の流量と間隙水圧の連続性を改良したu-U定式化に基づく有限要素解析を提案するとともに,適用事例として透水係数と周波数をパラメトリックに変化させた1次元飽和互層地盤の感度解析について示す.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856738296506240
  • DOI
    10.11345/japannctam.66.0_97
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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