PhilippineのPanai島南部沿岸におけるHigh-angle wave instabilityによる海浜変形

  • 宇多 高明
    (一財)土木研究センターなぎさ総合研究所 日本大学理工学部海洋建築工学科
  • 中田 祐希
    日本大学大学院理工学研究科海洋建築工学専攻
  • 大中 晋
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部
  • 森 智弘
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部
  • 古池 鋼
    海岸研究室(有)

書誌事項

タイトル別名
  • BEACH CHANGES DUE TO HIGH-ANGLE WAVE INSTABILITY ALONG SOUTH COAST OF PANAI ISLAND IN THE PHILIPPINES

抄録

<p> Philippineは多数の島々と複雑な湾入海岸線を有するために,波の入射角が著しく大きくなり,海岸線ではHigh-angle wave instabilityによる海浜変形が起こり得る.このような海岸線にあっては,通常の海岸保全工法で用いられている護岸や突堤を用いても汀線維持が難しい.PhilippineのPanai島南部沿岸はこのような特徴を有する.そこで,この沿岸を例として衛星画像の分析と現地調査により侵食実態を調べた.また,エネルギー平衡方程式法により波浪場を算出し,地形変化機構について考察した.この結果,この沿岸では入射角が45°以上と大く斜め入射する場所があり,そこで沿岸漂砂の不連続性が起こるため顕著な侵食が起きていることが分かった.</p>

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

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