軽石群の狭窄部における移動過程に関する実験的検討

  • 長山 昭夫
    鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系 海洋土木工学専攻
  • 井﨑 丈
    鹿児島大学大学院 理工学研究科 技術部

書誌事項

タイトル別名
  • THE EXPERIMENTS OF PUMICE STONE DRIFTING OF THE MOVING PROCESS IN THE WIND TUNNEL

抄録

<p> 2021年8月の東京都小笠原諸島の大規模噴火起因の軽石群が約1,400km離れた沖縄・奄美地方の沿岸域に漂着し,観光業や漁業に甚大な被害を与えた.しかしながら,多量の軽石群が沿岸域に漂着した後の港湾施設内の滞留過程について検討した例はほとんどない.そのため本報では港湾施設内での軽石の埋没現象を解明するために,風洞水槽内に狭窄部を設け狭窄部内での軽石群の移動特性につい検討した.その結果,狭窄部内での軽石の移動速度は風速が支配的であり,軽石の通過流量については狭窄部幅が影響し,これらの軽石群の堆積と流下過程が異なることがわかった.また風による軽石に作用するせん断力を推算し,その推算値から軽石の移動速度が推算可能であることがわかった.</p>

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