港湾関連行政手続システムの情報表現規約に関する国際標準化の研究

DOI オープンアクセス
  • 飯田 純也
    国土技術政策総合研究所管理調整部 東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科
  • 渡部 大輔
    東京海洋大学学術研究院
  • 水野 成典
    株式会社富士通総研金融グループ 富士通株式会社DXソリューション事業本部インキュベーション事業部次世代ヘルスケアビジネス部

書誌事項

タイトル別名
  • Study on International Standardization of Business Protocols for Data Exchanges in Maritime Single Window
  • -Discussion on How Japan’s Maritime Single Window Respond to FAL Compendium-
  • -国際海事機関によるFAL便覧を通した標準化動向分析と我が国システムの対応策の検討-

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説明

本稿では,港湾関連行政手続システム(MSW)の情報表現規約(情報を電子データで表現する方法のルー ル)に関する国際標準化の動向を把握し,我が国の今後の対応方針を検討する.主な成果は次のとおりで ある.( 1)MSW構築を推進する国際海事機関(IMO)における情報表現規約の議論の歴史と,議論の成果 である情報表現規約の指針(FAL便覧)の整理・分析を行い,FAL便覧の内容・検討体制の変遷に一貫性が ないことを示した.( 2)FAL便覧の内容や各国の適用状況等から,拙速に我が国のMSWをFAL便覧に対応さ せる必要性が低いことを示した.( 3)FAL便覧に係る今後の条約附属書改正の議論には留意が必要であり, FAL便覧への配慮が義務化される場合の対応策を示した.

収録刊行物

  • 運輸政策研究

    運輸政策研究 23 (0), 7-19, 2021-02-28

    一般財団法人 運輸総合研究所

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856749223596416
  • NII論文ID
    130007855272
  • DOI
    10.24639/tpsr.tpsr_23r_01
  • ISSN
    24337366
    13443348
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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