夫婦関係満足度が児の泣きに対する育児困難感へ与える影響
書誌事項
- タイトル別名
-
- Impact of Marital Relationship Satisfaction on Feelings of Parenting Difficulty in Response to a Child Crying
この論文をさがす
抄録
<p>目的:夫婦を対象にし,夫婦関係満足度が児の泣きに対する育児困難感へ影響を与えるかを明らかにすることである。方法:A県内で生後3〜6か月の児をもつ父親および母親を対象とし,無記名自記式質問紙を配布した。質問紙は基本属性,夫婦関係満足度,児の泣きに対する育児困難感,対児感情(接近感情,回避感情)の3つを調査項目とし,重回帰分析,媒介分析を行った。結果:夫婦ともに回答のあった100人(父親50人,母親50人)から有効回答を得た。父親は夫婦関係満足度が父親の接近感情を媒介し,児の泣きに対する育児困難感に影響を与えていた。母親の児の泣きに対する育児困難感に影響を与えていたのは回避感情が最も強く,次いで接近感情,夫婦関係満足度であった。結論:父親・母親ともに夫婦関係満足度が児の泣きに対する育児困難に影響を与えていたことから,夫婦関係満足度を高めることで児の泣きに対する育児困難を軽減させることが示唆された。</p>
収録刊行物
-
- 日本看護研究学会雑誌
-
日本看護研究学会雑誌 45 (4), 4_761-4_770, 2022-10-20
一般社団法人 日本看護研究学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390856760328395264
-
- ISSN
- 21896100
- 21883599
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可