内視鏡にて除去可能であった長期滞留バリウム糞石の1例

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  • A CASE OF A PERSISTENT RECTAL BAROLITH TREATED CONSERVATIVELY WITH AN ENDOSCOPIC PROCEDURE

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抄録

<p>症例は64歳男性.生来健康で,3年前まで検診で定期的に胃X線検査を受けていた.食欲不振を主訴に当科を受診し,腹部CT検査にて,直腸に7cm大の糞石と思われる石灰化像を認めた.画像検査および臨床所見において腸閉塞や穿孔の所見を認めず,内視鏡治療目的に入院.スネアを用いて砕石することで糞石は除去可能であった.赤外分光法と走査電子顕微鏡にて解析を行い,バリウム糞石と診断した.バリウム糞石は腸閉塞や消化管穿孔をきたしやすく,重症化することが多い.内視鏡的に治療しえた症例を経験したので報告する.</p>

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